ヨッシーの住むわが街・習志野市は、元はといえば、遠浅の海辺に沿った、海の自然が豊かなところでした。私が子供の頃は、貝や魚、そして海苔の養殖など、海の自然と一体になりながらの暮らしが普通でした。(45年以上前のことですが)
家から数100m先は、海でしたので、毎日のように、海に出ては、あさり獲りやカニ獲り、海苔獲りの仕事の手伝いをしたり、そして遠浅の海(引き潮時は砂地)での野球やサッカーで遊んだことが今でも忘れられません。
何と、干潮時には、2kmほどの砂地が現れます。広い遠浅の海から遠く富士山が眺められ、雲がたなびく姿は、海しか知らない少年達にとって、あこがれの地であり、未知への冒険心を植えつけてくれたような気がします。現在は、その2km以上の海を埋め立て、新しい街づくりが形成されています。(写真は習志野市茜浜より見える富士山)
何だか、前置きが長くなってしまいましたが、本題に入ります。
こんな土地柄ですので、山はもちろん、ガケや川、渓流といったものはいっさいありません。街中フラットな感じです。当然、クライミングするような岩場は存在するはずがありませんね。
習志野市のスローガンのひとつに「一市民一スポーツを」というユニークなものがあります。約16年前に市の体育館を新築する際、なんと、ニュースポーツとして、フリークライミングを取り上げ、市民スポーツとして、クライミングの施設を体育館内に設置しました。市民スポーツのひとつとして、市が我々に提供してくれたのでした。管理運営などの指導も我々市の山岳協会員に委ねられたのです。
しかし、その当時は、体育館内でのクライミング施設は、まだ珍しく、システムを作る参考資料はあまりありませんでしたが、市民ボランティア組織を立ち上げ、手づくり、手さぐり状態で、運営を開始していきました。
当然、ヨッシーも地元民のひとりとして運営に深く、携わり、
「市民!クライミング!」を、声高に叫び続け、市民大会のクライミング編を、皆で立ち上げることになりました。クライミングでの運動会みたいな大会でしたが、好評でした。
よじ登るっておもしろい!とか、クライミングって競技もあるんだねーとか、フリークライミングが一般市民の中ではまだまだ深く認知されていないままスタートしたのでした。
現在では、クライミングクラブやクライミング協会、そして多くのサークルが設立し、クライミングが市民スポーツのひとつとして親しまれています。
毎年開催される「習志野クライミングコンペ」は、市民大会ですが、市外の方からの参加希望者も多く、広く認知されるようになった気がします。
本大会は、レベルを市民レベルにし、エキスパートクラスはなしというのが特徴で、あくまで市民へのクライミングの普及を目的としていますので、大会中は“ワキアイアイ”です。良い市民コミュニティになっています。中には、これをきっかけにクライミングが好きになり、コンペクライマーになって、活躍している選手もいます。ここから多くのコンペクライマーが輩出されているのです。渡辺数馬選手、茂垣選手、榊原選手など多くのトップクライマーが今でも活躍しているのを見ているとヨッシーたちは感慨深いものを感じています。ジーン...(≧ω≦。)
今年は、10月31日(日)に市民大会が決まり、今、その準備を始めたところです。
皆さんも期待してくださいねo(^O^*=*^O^)o
秋の「クライミング運動会」の紹介でした。
地域柄、山がないから、山への憧れをもつのかも……。
クライミングもしかりですね。回りを見渡すとプライベートウォール(人工壁)が意外と多いです。
当然、ヨッシーの店にも……。
●習志野クライミングコンペ2010 開催要項 → こちらをクリック
●習志野市東部体育館 クライミングウォール → こちらをクリック
●ヨッシーの店 ヨシキ&P2 → こちらをクリック
by yoshiki | トラックバック (0)