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8/30 縦走3日目 今日も良い天気。
小屋の前のテント場からは富士山が良く見えます。
6:00 大門沢小屋出発。
小屋に泊まったほとんどの人達はすでに出発。
今日は下山のみ。時間は充分あります。
朝の良く晴れ渡った空にお月様が・・・
私達を見送ってくれました。
樹林帯に流れる沢・・・
朝の新鮮な空気の中
沢にかかる、崩れかけた丸木橋を幾度か渡り・・・
水の流れる沢を歩き・・・
お一人様限定のつり橋を
2回渡るころには、
今回の縦走も終りに近づいて・・・
登山道最終の「もりやまばし」に到着。
ここからは車も入れる車道歩き・・・
途中、屋根の付いた小屋が・・・
良く見ると、登山届や山の資料が展示設置してあり、ここが大門沢川からの登山道入口になっているようでした。
土の車道からコンクリートの車道へ・・
民家も現れ、とうとう下界。3日間の山旅の終了!(*^_^*)
10:00 奈良田温泉の里到着!(左上写真)
長いようで短かった3日間。
バスの出発まで4時間余り・・・
温泉つき4時間の休憩料金 1110円
まずは温泉。檜作りのちょっとひなびた雰囲気のある源泉掛け流しの温泉・・・3日間の汗を流し・・
無事の下山を祝って→ビールでカンパイ♪
ビールを飲んでこんなに・・うまい!と思った事はない(^_^)/~
名物の「ほうとう」を食べ・・・、
山岳写真家白旗史郎さんの記念館で「南アルプスの四季」の写真を楽しみ・・ゆったりとした時間を過ごし、温泉の下にあるバス停(左下写真)より身延経由で帰路につきました。
南アルプスは小屋が沢山あるわけでもないので、気象状況によっては、危険度が高くなる。
緊張して挑戦した南アルプス白峰三山縦走でしたが、お天気に恵まれ、無事に下山できました。
北岳といえばキタダケソウ・・・
今回はキタダケソウの時期ではなかったので、お花の好きな私としては、やっぱりキタダケソウを見ないと! 次回はキタダケソウ&北岳の素晴らしいお花畑の時期に来よう(^_-)-☆
・・・・すでに次回に向けて夢を膨らませている私・・・でした。
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快適な稜線漫歩・・・・一転、農鳥小屋に向けて急なザレ場約380mの下りが待っていました。
急なザレ場に神経を集中し農鳥小屋到着。
農鳥小屋から西農鳥を見上げ・・・・
えぇ~またあそこまで登らなきゃいけないの(>_<)
農鳥小屋から少し西農鳥岳に向けて登り始めた地点より間ノ岳を振り返る・・・
間ノ岳はとっても大きい。
手前のナナカマドの実が真っ赤に染まって
山の本格的な秋も近い・・・雰囲気(*^_^*)
樹林帯を抜け岩稜帯になると・・ここからは急な登り(~_~;)
頭上に岩山が立ちふさがっています・・・
今回の縦走の最大の山場。きつ~い登りです。
歩幅を狭くして
ゆっくり、ゆっくり、一歩一歩・・登っていきます。
きつい時は、呼吸と歩くリズムを合わせるように・・・
フーフー、ハーハー、イチニ、サンシ・・・
一歩一歩、歩いていけばいつかは着くのだ!
・・そう自分に言い聞かせて一歩、また一歩。
でも時々は・・
こんなに重たい荷物持ってこなければ良かった(~_~;)
今回でもう山やめようかな・・・な~んて思ったりしながら歩いている事も(^_^)/~
とっても苦しい中・・・足元の岩稜帯に秋が・・・
ウラシマツツジの葉が紅くなり始めていました。
気持ちが癒され・・・元気が湧いて
さあ、行くぞ!と云う気持ちに (^_-)-☆
私って超単純??・・・(^_-)-☆
やっと・・・稜線に出ました(*^_^*)
ここからは
赤い屋根の農鳥小屋
大きな間ノ岳
その後方に北岳
雲をかぶって少ししか見えませんが・・富士山
遥に鳳凰三山も臨まれます。
西農鳥岳から農鳥岳までのコース。
岩場あり、ザレ場有の変化に富んだ登山道(^_-)-☆
ルンルン気分で・・こう所は大好きです。
つい、少し前までの登り時の気分とは大違い☆彡
岩場の向うには、農鳥岳に続く稜線が・・・
この岩場を越えると本日5番目の3000m峰
農鳥岳ももうすぐです。
12:45 農鳥岳3025m到着♪
ついに本日5座完登♪
バンザイ\(^o^)/
5座目の頂上・・・ダブルピースでハイチーズ\(^o^)/
農鳥岳の道標の向こうには今日越えてきた北岳・間ノ岳が・・・
そして3000mの稜線が・・・
縦走中ずうっと見えていた塩見岳の上空には雄大な秋の雲
頂上は360度の大展望♪
これぞまさしく標高3000mからの大展望
この景色を見たら苦しかったことはすっかり忘れ・・・
今度はあの山に、いやあっちの山にも行ってみたい(^_-)-☆
またむくむくと・・夢は膨らんでしまうのですね~
13:00 農鳥岳を出発。大門沢小屋へ下るのみ・・・
農鳥岳から下降点までは、岩稜地帯にお花畑がひろがっていました。
私の大好きな景色です。こんな風景に出会いたくて山に登っている (^_-)-☆
遠くに山々を望みながら手前に咲く可憐な高山植物・・・この風景が出てくると・・
写真を撮りたい衝動にかられ!?、この場を離れたくなくなってしまう。
どんな角度から撮ってあげたら一番魅力的だろうか???・・・あっちからパチリこっちからパチリ!
ついつい時間が経つのを忘れ、気がつくと2人の姿はみあたらず・・・
仲間は、待っていてくれました。
お花畑が広がる雄大な景色の中で・・・
大門沢の下降点
黄色でひときわ大きく、遠くからでも良く目出っていました。
これはここで遭難した方の家族が慰霊碑として立てたもの・・と書かれていました。
16:00農鳥岳から3時間(シュミレーション通り)(*^_^*)今日の宿泊地 大門沢小屋に到着しました。
北岳肩の小屋を出発してから11時間。
一日中お天気に恵まれ、無事到着。
それにしても大門沢の下りは急でガレててとても
歩きにくく、長かった。
「大門沢の下りは長いよ」とは聞いていましたが
想像以上に急峻で緊張の連続でした。
それにしても行動時間11時間。T氏とTさんはこんなに長い行動時間は初めての体験。
みんな良く頑張りました。本当にお疲れ様でした。
5座完登を祝い、自分たちの頑張りに・・ビールでカンパイ!\(^o^)/ 美味しいね~(^_-)-☆
大門沢小屋にはなんと!<温水シャワー>があります。4分500円
シャワーだけでもさっぱりする事が出来、うれしいですね。
食事とトイレは50年位昔の日本を思わせる雰囲気で懐かしさ(?)を感じさせてくれました(~_~;)
to be continue。。。
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29日
森本さんの云うとおり快晴!
雲海・空をオレンジ色に染めながら太陽が出てきました。
オレンジ色の雲の前に浮かび上がる富士山のシルエット・・・
「うわー」っという歓声♪
北岳山頂と雲海に浮かぶ富士山。ここでしか見られない日本で1番と2番目に高い山のコラボ♪(写真左)
山頂に行く途中振り返ると小屋の向うに甲斐駒ケ岳がシルエットで・・・(写真右)
北岳頂上です\(^o^)/頂上からの景色で~す。本当に気持ちの良い頂上の朝で~す。
北岳の道標も皆の顔も朝日を浴びて輝いている・・最高の瞬間だね。 北岳からの富士山は素晴らしい!
空も透き通るような蒼色・・朝日を浴びている私達の後ろに影北岳が(写真右)・・
今日は1日で3000m峰を5座縦走していきます。(白峰三山とは言いますが本当は5座あります)
夢の3000m稜線漫歩の始まりです。
今日は本当に良い天気・・どんな景色が見られるか期待がふくらみます\(^o^)/
これからは3人のみで行動なので、私なりにコースタイムシュミレーション(※)を作って来ました。
地図上のコースタイムに休憩時間も記入し、各ポイントの到着時刻を記入しておきます。
山の行動は早立、早着が基本と云われています。
何時頃に目的地に到着できるか、予想しながら行動するのが大切ですよね。
夏でも4時迄には到着したいですものね。
なので、予めシュミレーションをし、到着時刻を予想しておきます。
途中、このシュミレーションした到着時刻と実際の到着時刻を照らし合わせると、早いのか遅れているのかが、一目瞭然。どの区間で遅れたのか早く歩いたのかもすぐわかる・・・
結構便利なんですよ。私が個人山行に行くときには必ず作成していきます。
そうすると安心して行動できるんです。
北岳肩の小屋5:00出発
1座目・・北岳(3193m)頂上5:40着
北岳頂上発6:00(シュミレーションより30分早い)
登山教室の皆さんに見送られ私達3人はまず北岳山荘に向かって出発。
3人それぞれの白峰三山縦走が始まります(^_-)-☆
2座目・・・中白根岳(3055m)到着8:00
こんな空を紺碧の空・・・と云うのでしょうか?!\(^o^)/
3座目・・・間ノ岳(3189m)到着 9:00 ここまでは快調!
たおやかで素晴らしい3000mの稜線漫歩・・・周囲の峰々が足元にある感じ
日差しはとっても強く暑い・・・ですが、気分は快調・快適・最高の気分\(^o^)/
山頂の標識の間から望む富士山(左) 着ぐるみを着て登山している楽しいグループの方達と記念写真(中)後方には北岳と甲斐駒ケ岳 (右)着ぐるみのお兄さんたちがパフォーマンス
to be continue。。。
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8/28-29はヨシキYYクラブ登山教室「ドリカムチャレンジ」の今年の目標は日本で第二位の高さを誇る「南アルプス北岳」に挑戦!でした。
今回の縦走はこの山行を決定した日に登山教室参加のT氏とTさんがご来店。
早速、お誘いした所、結果的に2人ともOK。3人で縦走する事になりました♪
南アルプス「白峰三山縦走」予定:
17日:甲府泊
18日:甲府~広河原~北岳肩の小屋(場合によっては頂上往復)
19日:肩の小屋~頂上(ここで登山教室の皆さんとお別れ)~北岳山荘~中白根山~間ノ岳~
農鳥小屋~西農鳥岳~農鳥岳~大門沢小屋
20日:大門沢小屋~奈良田
登山教室は晴天率が高い!
8/18 初日 今日も朝から快晴!
今日、目指す「北岳」が青空に
そびえています。
今日の午後にはあの山のてっぺんに立っている♪
7:00 期待を胸に・・広河原を出発♪
北岳は植生が豊かな山。
お花畑の向うに少し大きくなった北岳が
姿を現してきました。
早速、秋の高山植物達が出迎えてくれました。
左から:ミヤマハナシノブ(本物の花は初めて見ました)・グンナイフウロ・レイジンソウ・ヤナギランとシシウド
大樺沢二俣に到着。北岳も雲に隠れています。(写真左)
雪渓はほとんど残っていません。本来ならここに水場があるはずなのに、今は、水場ははるか上方。
それにしても、8月末だというのに本当に暑い。
鳳凰三山方面も良く見えていますが・・こちらも頂上は雲にかくれていますね。(写真右上↑)
右俣をしばらく登って行くと視界が開け・・・
白くて大きいシシウドがお花畑を埋め尽くして咲いていました。
樹林帯に入ると、シシウド・マルバダケブキの群生。
「フキとウドだけしかないみたいだね」
それでも良く見ると登山道脇には秋の花が・・・左から
リンドウ・ミヤマナデシコ・トリカブト・ウメバチソウ・・・
ウメバチソウは沢山咲いていましたが、白くて花の大きさも3㎝位・・清楚でかわいい。
肩の小屋直下。小屋はもうすぐ。
北岳も見えてきましたが・・
山頂は今にもガスに包まれてしまいそう
13:50肩の小屋到着!
とうとう頂上は完全に隠れてしまいました(>_<)
頂上アタックは明朝にして・・・
3000mの山小屋ライフを満喫♪
テント場も雲で覆われたり日が差したり・・・
色とりどりのテントで大賑わい。
北岳肩の小屋の森本さんと講師の豊田さん・・・
北岳肩の小屋の評判はお客様にも聞いていました。
山小屋らしい山小屋。スタッフはきびきびとして気持ちが良い。ラーメンとお汁粉がおいしい!
3000mの稜線から雲海の上に浮かぶ山々に囲まれて食べるのは更に美味しく感じます (^_-)-☆
山に登って良かったな・・・って感じる一瞬です。
小屋の食事の時間にもビックリ・・・夕食は1回目がなんと!15:30~(夕食は遅く到着した人から順番の様子)朝食は3:30~ 今まで私が泊まった小屋の中でも朝夕食共ダントツに早い♪
さすがに・・・小屋のまわりにもお花がいっぱい咲いていました。
to be continue。。。
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8/28-29はヨシキYYクラブ登山教室「ドリカムチャレンジ」の今年の目標は日本で第二位の高さを誇る「南アルプス北岳」に挑戦!でした。
山の雑誌で「3000mの素晴らしい稜線漫歩」の記事をみて気になっていたのですが・・
その後、最近テレビでも登山に関する番組が多く、
偶然に「素晴らしい3000mの稜線漫歩」のシーンを見てしまったのです。
「3000mの稜線漫歩」と言う甘い言葉に誘われ・・行ってみたいな~
「3000mの稜線」なんて・・・いいだろうな~~
・・・と例によって単純に夢は大きくふくらんでいきました(*^_^*)
そうだ! 登山教室で北岳に行くんだ! チャンス!
折角だからその後もう1泊延長し、行って見よう!(*^_^*) でも行けるかな(~_~;)
「南アルプスの白峰三山に行って見ようと思っているんだけど・・・私に行けるかな?」
「長いよ! 大門沢の下りも嫌になるくらい長いよ」
「間ノ岳の山頂は広いからガスが出た時は注意したほうが良いよ」
・・・・と皆さんから貴重なアドバイス
今回の登山教室「北岳」の講師にも話してみると・・・
「良いんじゃない!この機会に行ったらいいですよ!」・・・と力強いお言葉(*^_^*)
このお言葉で、揺れていた私も・・・一大決心。
勇気を出して行って見よう!このチャンスを逃したらもう行けないかもしれないから・・・・
これを決めたのは・・・「前穂/北尾根 北穂/東稜」出発1週間前・・・
このようにして決まった今回の山行・・・登山教室の日程を1日延長し、白峰三山といわれる「北岳・間ノ岳・農鳥岳」全て3000mを越える峰々の縦走に挑戦する事になったのです。
前穂・北穂バリエーションルート挑戦も間近にせまり
・ ・・この挑戦も私にとっては大挑戦であり、ちょっと不安になりながら、
準備をしていたところに、いつか行ってみたいな~ぐらいにしか思っていなかった
白峰三山の縦走が飛び込んできて・・・・
自分が決めた事とは言え、個人山行であり、勿論初めての山なので、
小屋の確認&予約・保険の確認・地図やコースの下調べ・コースタイムのシュミレーション・下山口の確認・下山後の交通手段の確認・時刻表の確認・・・等々、結構細かい事だけどきちんと確認しておかなければならない事があり、ちょっとパニック状態(~_~;)
あわただしい中、涸沢に向かって出発。2日目の前穂/北尾根
・ ・・お天気にも恵まれ、ガイドの方の適切なリードで快適な登山が出来たのですが、
スタートの涸沢小屋を出発が3:30、到着14:30。
不整地ばかりの前穂・奥穂を11時間行動。荷物は軽かったとは言え、
疲れないはずはない。
来週の北岳縦走だいじょうぶかな???・・・ちょっと不安(~_~;)
その日の疲れはその日に・・・サプリメントを飲み、ゆったりし、良く食べ、良く寝て・・・
疲れを残さない為の努力・・・・頑張りました(^_-)-☆
下山してからも、疲労回復する為の努力!真剣に取り組んだ事は言うまでもありません!
to be continue。。。
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8/20 4日目。
登ってみたかった・・前穂高岳北尾根・北穂高岳東稜(ゴジラの背中)
素晴らしいお天気のもと、あっと言う間に過ぎた3日間。
今日はとうとう下山の日。
お世話になった涸沢小屋の支配人&ガイドの谷さん・風間ガイド・内田さんと記念写真。
涸沢小屋に3連泊。大変お世話になりました。
笑顔いっぱいのスタッフの皆さんのお陰でとっても心地よい3日間でした。又来ます♪
帰りは16日にオープンしたばかりと言うパノラマコースで行く事になりました。
「結構大変なコースと聞いていますが、私達大丈夫でしょうか?」
「ちょっと危ない所も歩けど、気をつけていけば大丈夫!でも心配だからその辺まで一緒に行こうかな・・・」と風間ガイド。
まるで・・危なっかしい私達の保護者!?・・ (笑)
6:45分スタッフの皆さんに見送られて小屋を後にしました。
涸沢のテント場にはガスが漂い・・空は碧く澄み渡っています。
これからパノラマコースです。
パノラマコースから見る穂高岳連峰。
屏風のコルまで来るともう涸沢は見えなくなりました。
ここからは広大なお花畑が・・・
広い斜面に隙間無く密生している花・花・花・・・
登山道を曲がる度にお花の種類が変り・・・
お花畑の競演!
「中島新道に出会ったらそこを左に行けばいいから、指導標もあるから大丈夫」たしかそう言ってたよね?・・・
奥又白に行く道:中島新道
ここから前穂高が見える・・と言っていましたが今はガスで何も見えません。残念!
沢には出ましたが、指導標は見当たらず・・・
良く見ると、岩に矢印が・・・しばらくは沢の中
パノラマコースは緊張の連続でしたが、景色や登山道が変化に富んで素晴らしいコース。歩いていて飽きません。
変化に富んだ道を下り、新村橋に到着!後は上高地まで平坦な道を歩くのみ・・・
水野さんと2人の4日間の挑戦。無事終了です♪
2人共それぞれにとても貴重な体験をする事が出来、出会いもいっぱいあり、素晴らしい時を過ごす事ができました。
思い立ったその時から、アドバイスを頂いたり、心配したり、サポートしたりして下さった全ての皆さんに心から御礼申上げます。
2010.08.17-20は心に染み渡る夏山JOYin涸沢になりました。
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8/19 3日目。
今日は<北穂高岳東稜>に挑戦の日♪
お天気はどうかな???
5:50テラスに出ると・・・
丁度、屏風からのご来光の瞬間・・・♪♪
涸沢も小屋も朝の光をいっぱい浴びてオレンジ色に輝いています。
この碧い空・・今日1日のお天気を約束してくれているようです\(^o^)/
朝の日差しを浴びて今日も元気いっぱい・・・出発です。
いきなり急登。
ちょっとめげますけどね。
オオヒョウタンボクの実も朝日に輝いています。
南稜と分かれると雪渓が・・・
雪渓は慎重に・・・
そして、東稜に取り付く前のガレ場
足を踏み入れると、ほとんどの石が動きます。何時落石があってもおかしくない状態(*_*;
東稜に取りつくと槍ヶ岳が見えてきました。
槍の穂先も上天気♪
昨日挑戦した前穂をバックに
イェーイ!
ロープ操作をするガイドの風間さんの足元にもお花畑が広がっています。
ロープの先にいるのは風間ガイド。
両側が切れ落ちている正に・・・
今いるのが有名な<ゴジラの背中>
本日核心部。ここを渡っていくのです(~o~)
緊張・緊張・・でもゆっくり渡れば大丈夫!
左はゴジラの背中の最終地点。
クライムダウンで下りました。
スタンスがなかなか見つからずクライムダウンの最初がちょっと緊張。
平らな場所を選んで・・・ゴジラの背中終了♪
ゴジラの背中をバックに記念写真!・・・と
ガスが湧き出てきて折角の記念写真もゴジラ雲隠れ編に・・・
それでも、2人の勇姿(?)には変わりがありません(^_-)-☆
ゴジラの背中は終わっても、
頂上までまだまだ急登が続きます。
オトギリソウの群生
岩と岩の間にダイモンジソウ
無機質な岩とお花畑とのコントラスト。
何時までも眺めていたい・・・
急いでいったらもったいないのに・・・・
北穂高岳山頂直下。
トウヤクリンドウの向うは岩登りのメッカ滝谷です。
矢印の先は大キレットの登山道が続きます。
大キレットも間地かでみるとすごい岩場なんですね。
私は遠くからしか見たことが無かったので、
大きく落ち込んでいるだけかと思っていたら
ぜんぜん違っていました
・・・でも何時かいけたらいいかな~とも・・・
「北岳の頂上から見る景色はすばらしよ!」
風間ガイド超お薦め展望スポット
楽しみに登っていったら・・・
テラスから見えるのは真っ白なガスのみ。
次から次と上がってきます。
北穂高岳山荘テラスからの景色は・・・
残念ながら次回(?)にお預け
なんと私達が諦めて下山を始めると
ガスが晴れ
今登ったゴジラの背中が見えてきました♪
やっと撮れました。
ゴジラの背中をバックに記念写真♪
帰りは南稜を下ってきましたが、
南稜も一般コースとしてはとてもハード、緊張して。
浮石に気をつけゆっくりと慎重に下ってきました。
北穂高岳は高山植物が豊富でした。
少しずつ咲いているのではなく、皆で咲こう!スタイル
本日も岩と雪とスリルと雄大な景色と可憐な高山植物と・・・
魅力いっぱいの穂高を目いっぱい楽しむ事が出来た1日になりました(^_-)-☆
to be continue。。。
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8/18 2日目。
3時20分準備をしてまだ暗いテラスにでると・・・・
満天の星。大きな星座はもちろん、空いっぱいに星&☆彡&星・・星がいっぱい!
星空に見守られながらとうとう始まりました!
ナンチャって山ガールズ吉野&水野の「前穂バリエーションルート入門コース北尾根挑戦!」
まずは、暗い中、ヘッドランプを付けて雪渓の脇の夏道を5.6のコルに向けて登ります。
浮石の多い石の上を歩き、登山道に出ると、急斜面でザレていて、最初から歩きにくく苦戦。
5:00 それでもなんとか5・6のコルに到着。
到着すると私達を迎えてくれたのはオレンジ色に染まった雲に浮かぶ富士山の秀麗な姿。思わぬ歓迎に大感激
やっと頭もスッキリし、腹ごしらえをし、ハーネス・ヘルメットを装着。
「ケアレスミスがあるといけないので、ロープもカラビナも僕たちがセットしますので、何もしなくて良いです。」と、谷ガイド
ロープもカラビナも全てセットして頂き、ロープに引かれて登り始めました。
「すべてやってくれる。私達はただ立っていればよい。100対0ってこういう事だったのね。姫になった気分だね。うふふ」
「5峰・4峰は岩稜帯歩きです。
浮石が多いので気をつけて行きましょう」
北尾根から見るモルゲンロートの穂高連峰。
遠くに槍ヶ岳も見えてます。
北尾根からしか見ることができない景色。
アルプスの朝の素晴らしい景色です(^_-)-☆
こちらは赤く染まった北尾根を行く
谷ガイド・水野ペア。
空も紺碧。朝の清々しい空。
私達は5.6のコルから前穂頂上まで、常にロープで結ばれ安全確保をして頂きました。
『でも私達って「牛に引かれてお伊勢参り」みたいだよね』
「じゃなかったらイヌ?ずーとつながれているものね」(笑)
右写真:
岩稜帯にしっかりと咲くイワギキョウ。こんな岩場でもしっかり咲いています。
左写真:
北尾根4峰
遠方に常念岳・蝶ヶ岳の山並みが望まれる
水野さん・・
北尾根三峰の快適な登攀&
にっこり笑って余裕のピース
それにしてもこのスタイル、お店にいる時と全く変わりませんね♪
(谷ガイド撮影)
吉野・・
北尾根三峰の快適な登攀
(遠くに赤い屋根の涸沢ヒュッテが見えますね)
&二峰最後のクライムダウン前
風間ガイトと
(谷ガイド撮影)
奥穂高岳。
いつも見ている奥穂とは違ってみえます。
奥穂の山の形がとっても綺麗。
こんな均整の取れた奥穂高岳はここからだけ?
ジャンダルムも見えますね。
黒い影は・・・影北尾根?!
奥又白側
梓川がみえます。
今日は本当に上天気♪
8:40 前穂頂上到着\(^o^)/
5・6のコルから3時間40分
あっという間の3時間40分。
楽しいお喋りをしている間にいつの間にか頂上に着いてしまった感じ。もうこれで終り?
谷・風間両ガイドのお陰で無事完登。
バンザ~イ!
みんな揃って記念撮影。ハイピース!(^_-)-☆
頂上からの雄大な景色!
遠くに槍ヶ岳も見えていますね~。
9:00下山開始 一旦紀美子平まで下り、奥穂高岳に登り涸沢まで下ります。長い道のりが待っています。
雄大な景色の中、前穂高岳の一般登山道を下りました。
しかし、前穂の一般道は北尾根の続きのように、急な岩場の連続。
吊尾根登山道でも可憐な高山植物が私達の目を楽しませてくれます。
左:岩場に咲くトウヤクリンドウ
中:強い日差しに輝くウサギギク
右:ヨツバシオガマの蕾
紀美子平から吊尾根を行く。ここは一般登山道でが、快適な岩場で、高度を稼いでいきます。
稜線に出ると、今登ってきた北尾根が目の前に・・・稜線に出る度に北尾根が遠ざかります。
今日2つ目の頂上---標高第3位の奥穂高岳山頂到着
水野さんは始めての北アルプスで、いきなり前穂のバリエーションルートとはね・・・。
しかも、その帰る途中、日本で3番目に高い山
<奥穂高岳>にも登頂しちゃうんですからね~。
いいのかな~・・・・いいんですよ(^_^)/~
私は昨年、17年ぶりで奥穂高岳に登ったのに・・・
14:30 涸沢小屋到着\(^o^)/お疲れ様でした♪
朝3時半に小屋を出てからなんと11時間。やりました♪
涸沢を取巻く穂高岳大周遊パノラマコース走破ならぬ登破♪
それにしても・・・前穂頂上からが長かったね~!!
今回の最大の難関無事終了♪
そうです。私達にとっては大偉業♪ カンパイしなきゃ!
登頂成功を祝って前穂をバックに
並木さん差入れのワインでカンパイ\(^o^)/
テラスでは、テレビカメラの撮影が行われていて、支配人でガイドの谷さんがインタビューを受けていました。撮影は私達が滞在した4日間共行われていました。9月の連休に放映されるとの事でした。
to be continue。。。
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2010.08.17-20 なんと無謀にも(?)前穂北尾根・北穂東稜バリエーションルート入門コースにヨシキスタッフ水野さんと2人で挑戦♪ 私達の実力以上の挑戦に力を貸してくれたのは・・・
雲ひとつ無い天気。
モルゲンロートにそまる穂高連峰(下)
朝の爽やかな空気の中で
ガイドさんの手際のよいリード&サポートで
気持ちよく高度を稼いでいきました。
右:2峰にて、風間ガイドと・・・谷ガイド撮影
昨年山の雑誌を読んでいた時、目に留まったのが、前穂と北穂のバリエーションルート入門コースの記事。そこから見える素晴らしい景色と楽しそうに登っている写真。
いいな・・・私も登って見たいな・・・登れるかな?????
涸沢小屋のスタッフがガイドもしてくれる?!
これだ! ガイドしてもらえるんだったら何とかなるかも(^_-)-☆
これが今回の挑戦のきっかけでした(^_-)-☆
年が明け2010年のスケジュールを作成する時期になり・・・仕事のスケジュールの合間に密かに個人山行のスケジュールも入れ、一番空いていると思われるお盆後の平日に決定!
夏が近づいてきたある日
「北アルプスの前穂の北尾根と北穂の東稜に行くけど・・行かない?クライミングの要素もあるよ」
スタッフの水野さんに声をかけました。
「行きたいです」・・・この時この計画は決定し、実現に向けて準備を進めることになったのです。
「山と渓谷社から前穂と北穂のDVDがでましたよ」スタッフからの情報に・・・とりあえず購入
「DVDを見た?」
「あんなとこ行かれるんでしょうか?大丈夫でしょうか?心配になってきました」
水野さんちょっと動揺ぎみ?・・・・
私も・・「うぅぅ~ん。大丈夫かな????」・・・と一瞬脳裏をかすめました。
「でもね、ガイド付きだからなんとかなるわよ。DVDでみると怖そうだけど、その場に立てばなんとかなるものよ」・・・と深くは心配しない性格の私。
そうは言うもののまわりは心配そう・・・
その日から登山靴を履きお店のウォールで1日10分のトレーニングを開始しました。
マッターホルンの時のように・・・
今回の予定:
16日 21:30新宿からさわやか信州号にて出発
17日 6:00上高地着~涸沢小屋
18日 前穂高岳 涸沢小屋~北尾根~前穂頂上~奥穂高岳~ザイテングラード~涸沢小屋一周コース
19日 北穂高岳 穂高小屋~東稜~北穂高頂上~南稜~穂高小屋
20日 涸沢小屋~上高地
新宿から夜行バスで翌朝上高地着の予定。
当日中に上高地から涸沢まで行くにはどうしても夜行バスで行かないと難しいので、夜行バスで行く事に・・・
16日の夜はとっても蒸し暑く、バスを待っているだけで汗が噴出してきます。
でもね(^_-)-☆・・・明日、目を覚ましたら別世界の上高地・・涼しい空気が待っています ☆彡☆彡
6:00上高地到着。空は真っ青。空気もひんやり。
やっぱり下界とは別世界♪
駐車場のおじさん「今日は久々に穂高の山が全部見えるよ。久々の天気だよ!運がいいね~」
平日なのに、さすがに上高地、大勢の人がいます。
焼岳が朝日を浴びて輝いています。
本日は晴天なり\(^o^)/
登山届けを出して出発!
今まで上高地には幾度となく来ていますが、朝着は初めて・・・・
梓川からは朝もやが湧き上がり、その、朝もやが朝日に照らしだされ・・・神秘的な気分。
心が洗われるよう♪ 清々しい朝です(^_^)/~
今日は涸沢まで行けば良いので、のんびりと・・
河童橋で使用前の記念写真を撮り、
明神までは遊歩道を行く事に
ここでも池面からもやが立ち込め
光を浴びて輝いています。
池面は風も無く静か・・・
空も、山も、木も、朝の静寂さも・・そのまま映しています。
明神到着。穂高奥宮に参拝し、明日からの安全と成功をお願いしました。
明神館着。ここも賑やか・・・
親切なおじさんが2人の写真を撮ってくれました。
後には明神岳がそびえています。
登山道脇には高山植物や山野草が可愛らしい花を咲かせていました。
ススキも朝日を浴びて・・・・山はもう秋の風情でした。
さすがに北アルプス。かわいい花がいっぱい。今日は急ぐ必要が無いので・・・涸沢までは花トレ状態。写真を撮りほうだい(^_-)-☆ 久々に出会った花、初めて出逢った花・・花との出会いはうれしいですね。
横尾到着:
明日挑戦する前穂が見えています。
明日はあの頂上にいるんだね~
本当に私達・・・登るんだろうか?!?!
ここまで来ても自分達があの目の前にそびえる切立った峰に登る・・・・という実感が無い
・・別世界の事のようなんですよね~
横尾橋。この橋を渡れば・・その先は涸沢。
ここからも前穂の北尾根が見えてますね。
本谷橋で休憩タイム。
朝は涼しかったのですが、ザックを背負って歩くと
汗は噴出してきます。
流れてくる冷たい沢の水で顔を洗う・・・
ほてった顔に気持ちいい---------。
気分が良くなったところで出発!
涸沢まであと2時間です。
気を取り直して歩き出したものの・・・・
やっぱり暑い!
拭いても拭いても汗が出てきます。
だんだん足取りも重く・・・
この道こんなに遠かったっけ(~_~;)
あせらず急がず一歩一歩
お花は咲いているのですが・・・
余裕がなくなり・・帰りに撮ればいいや(>_<)
涸沢ヒュッテと涸沢小屋の分岐。
昨年は左側の沢に雪渓が残っていたのですが今年は全く無。雪は昨年より少ないようです。
涸沢下部到着! 小屋も見えてきました。あぁ~あと少しだ(*^_^*)
でも、そこからが遠かった。見えているのに歩いても歩いても近寄ってきてくれない小屋。
前を歩いている水野さんもペースは上がっていない様子。
後で話したのですが・・
水野さんも「上高地から涸沢までが一番きつかった。特に小屋が見えているのになかなか着かない。」
同室になった人に聞いても、小屋までがとてもきつかった・・との話。
やっぱり、夜行バスの朝着きで、ここまで来るのは大変なんですね。
今までの山行で一番疲れたかも・・・・。
14:30涸沢小屋着
宿泊の受付を済まし、ひとまず部屋へ。
涸沢小屋は連泊でも毎日受付をします。
涸沢小屋のテラスは気持ちですね。
高い所にあるので、涸沢全体が見渡せます。
勿論前穂高岳のぎざぎざ稜線も目の前です。
とうとう来てまった涸沢。
なのに、ここまで来てもまだ実感が湧いてこない?!
如何なんだろう?????
それでも・・涸沢の風は、空気は、気持ち良い♪
このテラスにボーと座っているだけでいい。
なんか時間がゆ~っくり流れていく・・・・・・・・
この道標も趣があっていいね。
一度見たら忘れない。
「初めまして!今回、ガイドさせて頂く風間です。食事の後に装備点検をしますので食堂に来て下さい。」
「宜しくお願いします!」
食堂に行くと、支配人の谷さんと、風間さんと2人。
「今回は前穂頂上までは2人でガイドさせて頂きます。その後は申訳ありませんが、用事がありますので先に下山させて頂きます」と谷さん。
「ガイドをさせて頂くに当り、安全を最優先させて頂きますので、ロープをつけさせて頂く事が多くなると思います。初めてガイドさせて頂く場合はガイドとお客様は100対0です。」
明日のコース:涸沢小屋~5.6のコル~北尾根~前穂頂上~紀美子平~吊尾根~奥穂高岳山頂~奥穂高岳山荘~ザイテングラード~涸沢小屋 涸沢ぐるっと1周コース
「明日はお天気が良い予定です。しかし、距離が長く、時間もかかるので、荷物は最小限に、午後は夕立が来る事も考えられますので、3時起床・3時半出発にします。」
「朝ごはんはどうするのですか?お昼は?」「朝はおにぎりを作ります。昼食は山荘で」
「わかりました。宜しくお願いします」
早朝の出発になるとは思っていましたが、3時起床(~_~;)
起きられるかな~~大丈夫かな~ あしたのコースの事より起きられるかどうかの方が心配(~_~;)
打合せの後外に出ると、夕日に照らされた前穂の頂の上にお月様がくっきりと・・・
とっても綺麗!
明日はきっといいかもしれない\(^o^)/
素晴らしい明日が来る予感♪♪
部屋に帰ってすぐ明日の準備。目覚ましをセット。
「あした3時、明日3時」とぶつぶつと自分に言い聞かせて19時30分お布団へ
to be continue。。。