20日。下山の日。
夜半から降り続いた雨が朝になっても止まず・・・
「このお天気だったら、登れましたか?」
太田さんに尋ねました。
「この雨だったらやめますね」
私達も前日登りながら、
「雨が降ったら登るのは無理だよね」と話していました。
1日違っただけで、天と地\(^o^)/
幸運の女神は私達を守ってくれた(^_^)/~
雨の振る中の、室堂へ向けての出発となりましたが・・・
昨日登頂できた事で全然苦にならず・・・
室堂は入山した時より、黄葉が進み・・・
本格的な秋が近い事を感じて、室堂を後にしました。
春から目指してきた「剱岳登頂」。成功おめでとう!そしてお疲れ様でした\(^o^)/
レポートby Y.Toyo
★☆「剱岳」に登って感じた事・・・☆★
それにしても剱岳は、出発から小屋に下山するまで、全行程緊張の連続でした。
有名なカニのタテバイ・ヨコバイは危険なので、細心の注意が必要・・・とは聞いていました。
実際に登山してみると、その他の鎖場や、またクサリが付いていない登山路でも、一歩間違えば滑落・・・の危険があるところがほとんどでした。
剱岳に挑戦する準備段階では、「剱岳装備品の中のヘルメット・ハーネスは本当にひつようなのですか?」と言う質問が相次ぎました。講師からは即座に「必要です」の返事。
剱に挑戦する為に、登山教室では「3点確保・実際の岩場での実技等」の講習会を実施。
今回はその講習を受けた人だけが参加。
その参加者の皆さんが口々に言っていたのは、・・・
「鎖場ではセルフビレーをとりながら登れたので、安心感がありました。もし雨が降っていたら、滑りやすくなるので、怖くて行けないです。落石の危険が高い事も良く解ったので、ヘルメットを被っていて本当に良かったです」
最初は「大げさ」とも思っていた装備「ヘルメット・ハーネス・スリング・カラビナ」でしたが、体験する事で、決して大げさではなく、「剱岳を登るのならば必要な装備」の認識になったようです。
私達の登山は趣味ですものね。
登山は・・登る山に適した装備で・・・「基本は楽しく安全に山を楽しむ」・・・
この精神を再認識した山行になりました。
今回の山行は、参加した皆さんにとって、それぞれに、今後の山登りをする上で、よい体験になった事と思います。
勿論、私、吉野にとっても、とても&とても・・色々な意味で、勉強になりました(^_^)/~
毎年剱岳での事故も多発しているとの事。
剱山荘では、ヘルメットのレンタルがあるそうです。
安全に登る為にも利用する事をお薦めしたいと思います♪