スタッフのときおです。
新しく展開を始めたZEROGRAMのテントですが、とてもユニークな特徴をいくつも持っています。
見た目も含めて一番分かりやすい特徴のひとつがインナーテントの本体生地がメッシュになっている事です。
実際はソリッドとメッシュの両機能を持つ通気性を保ちながら、撥水性と強度に優れた生地。
この生地は「モノフィラメント」という糸で作られています。
モノフィラメントは’モノ’と名前にあるように、1本の糸で生地を織ります。
テニスのガットをギューっと細くしたみたいなイメージです。
ちなみに一般的に生地は複数の糸で織ります。
ミシンの糸などカットされた末端をクシュクシュっとやるとぼそぼそになりますよね?
普通の糸は大体がこうなります。
モノフィラメントは1本で織っている分、組織が安定し耐摩耗性に優れています。
テント素材としては特殊ですが、身近には歯ブラシのブラシなどに使われています。
テントのインナー素材として限りなく薄く作られたモノフィラメントは、メッシュのような通気性を持ちながら撥水性に優れ、より軽く、より優れた強度がある素材です。
通気性と撥水性があることで、例えばインナーテント内部で発生した水分を含む空気が結露としてフライについてもインナーテントに戻ることはほぼありません。
また撥水加工をしていないくてもそもそも素材自体が水を含まないので、水を弾く感じになります。
それによってこの生地の撥水効果は永久的に保たれます。
Photo: @zerogramjapan @y.b.c.c_utasan