スタッフ関家です。
栂池高原からゴンドライヴと栂池ロープウェイを乗り継いで栂池自然公園に着く。バックカントリーは大勢いるが登山者は誰も見当たらない。ロープウェイトップからクランポンを装着して、冬道の急な斜面を登り始めた。
栂池自然園への稜線上にそびえている白馬乗鞍岳の斜面を登り詰めると広い大地に出る。ホワイトアウトで視界が悪い時には注意したい。
大きなケルンがつまれた場所が白馬乗鞍岳山頂だ。広いなだらかなハイマツ帯の岩道からは白馬大池へ下るようになるが、ゴロゴロした岩と雪の上を歩くので結構な面倒だ。そこから眺める白馬大池は雪に覆われ真っ白な大池が美しい!
1日目は白馬大池でテントを設営する。風の影響を受けやすい場所では、シャベルを使って風よけの壁をつくり、スノーアンカーを雪の中に埋めよく踏みしめて固定する。日が暮れかかるころブリザードに襲われ、雪を伴う暴風が吹き荒れる。風が強いだけでなく、激しい降雪や新雪が吹き込んでテントの入り口が埋もれていく。そんな厳しい環境下でもMSR Access 2は居住性が高く、積雪にも耐え、守られている安心感により安眠することができた。
2日目は日が昇るとブリザードが去りようやく出発。テントには約16時間ほど停滞していただろう。白馬大池から広い斜面をゆっくり登り、やがて船越の頭に出る。稜線は風除けもほとんどなく逃げ場がない。強風や突風から体を飛ばされないよう、一時的に立ち止まって体を低くしてバランスをとりながら慎重に進んだ。
小登降をいくつか繰り返すと小蓮華岳に着くのだが、強風や突風、踏み抜くと膝上まで埋まる所もあった。残念だけど、今回はピークを諦めて下山することを決めた。
今回の山行は不慮の出来事もあり過酷だったけど、大自然に思う存分癒された。
2025/03/24-25 北アルプス 白馬岳(標高2,932m)
敗退
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