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2020年7月25日

✿2020年7月17~18日 乗鞍岳へ行ってきました!

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✿2020年7月17-18日 乗鞍岳来年に予定しているツアーの下見に行ってきました♪
 
スタッフtoyoです。
乗鞍岳3000m峰の日本百名山でありながら、高山植物天空のお花畑が広がる2700mの畳平まで楽々アプローチ。
畳平から15分で2800m級の頂へ。
コースタイム2時間半程で3000m峰の頂に立つ事ができ人気の山域。
2日間とも雨でしたが、それでもそれなりに楽しむことが出来る素晴らしい山域でした。

20200717乗鞍1-0


出発前日にコロナウイルスの感染者が増加し、各地で豪雨が続いており、移動して良いものかどうか悩みましたが、
今後実施する予定のイベント下見及び現地現状の現地調査も兼ね、感染対策を徹底して行ってきました。


乗鞍高原~畳平シャトルバス・・・ 現在運休しています(営業再開の日程は不明)。
車の方:乗鞍高原三本滝駐車場まではマイカーで入れます。そこからシャトルバスが運休中の為、全てタクシー利用となります。

※私たちはあずさ3号(千葉発)を利用したので、松本駅から乗鞍高原までのバスは時間が合わず、タクシーで乗鞍高原まで行き、乗鞍高原を散策して最終のシャトルバスで畳平に行く予定にしていましたが、
シャトルバス運休中との事で、松本から畳平までタクシーでいく事に(料金:松本-畳平エコーライン25,000円前後)
(注)因みに、中の湯方面からのスカイラインは通行止めとなっています。


松本駅下車 10:30 タクシー乗車
松本駅下車時は薄日もさす天気でラッキー♪ タクシーに乗り込み、まずは乗鞍観光センターへ。
そこでエコーライン(乗鞍高原~畳平までの道路)の道路状況を確認し、畳平へ。
次第にガスが濃くなり、下車する頃にはとうとう雨が落ちてきてしまいました・・・

※畳平まではタクシーも入れず、エコーライン上の長野県と岐阜県の県境で道路は閉鎖されていました。
小屋まで雨の中を歩く事に(>_<)

下車後畳平の宿「白雲荘」まで、」徒歩10分。
ふと見ると道路沿いに高山植物のヨツバシオガマやハクサンイチゲが咲いていました。
いきなり高山植物!? 道路脇に! まずびっくり!


12:40 白雲荘着 思ったより時間がかかりました。
雨は降っていましたが、畳平周辺のお花畑の散策に出かける事に。。。

乗鞍バスターミナルの建物に向かって左側の階段を数歩降りたとたん、そこには見渡す限り真っ白に見えるくらいのハクサンイチゲの群生が広がっていました!
・・・・なにこれ♪♪♪ 全員びっくり! パンフレットでは見ていたけどすごい!

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下まで降りていくと、普段あまり見られない高山植物が群生している\(^o^)/
まず目に飛び込んできたのは・・・

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上左から「クロユリ」、ピンク色のショウジョウバカマ・コイワカガミ 白い1㎝程のお花の中に赤い点がかわいいミネズオウ
下左から北アルプス等でよく見かけるチングルマ+ハクサンイチゲ・黄色いミヤマキンバイ+ハクサンイチゲ・コマクサ・ハクサンイチゲ等々・・どれもが群生♪

高山植物がこんなに簡単に見る事が出来て良いのだろうか(笑)・・・それも今までに見たことがないくらい多くのお花。
雨が降っている事を忘れる位テンションは上がりっぱなし\(^o^)/
お花畑は落石があったとの事で、現在は入口までしか行けないのが残念ですが・・・


その後、近くの大黒岳へ・・・
大黒岳へ行く途中の道路脇から・・・コマクサの群生!手がすぐ届くところに咲いていました。
大黒岳山頂に続く登山道脇にもまだ10㎝にも満たない可愛らしいコマクサがいっぱい。
雨に濡れて イキイキとしていました(^_-)-☆

下山して車道を歩くと車道脇にはウサギギクやウメバチソウ、ヨツバシオガマ達。
高山植物を良く知らない方たちはあまりにも普通に咲いているので、
有名な高山植物だとは思わず・・・「きれいなお花だね」で終わってしまうかも・・・✤✤✤✤✤

20200717乗鞍4


雨・ガスで景色はほとんど見えなかったのですが、
コースタイム1時間程のところを3時間かけてゆっくりとお花を楽しみました。
今日はどこに行っても私たちだけ。素晴らしいお花をゆったりとみる事が出来ました。

コロナや大雨の影響がなければ、この時期ここは人であふれているだろうに・・・
閑散とした、本当に人のいない畳平に複雑な思いも・・・


宿泊した白雲荘さんも、本日の宿泊客は私たち3名の外、もう一組3名のお客様のみ。
申し込みをした2週間迄では、個室が取れなかったのですが、かなりキャンセルがあったようです。
小屋では感染予防の為 消毒用スプレーの設置。宿泊は通常の半分の人数。
お布団には掛布団カバー・敷布団カバー・枕カバーと3点セットの用意があり、宿泊者自身で掛け、外す。


夕方になり雨はやんで見通しが良くなったものの、夜中は風がビュービューと音を立てて吹き荒れ、
雨も降ったりやんだり強い雨が降ったり・・
天気予報は回復傾向にはあるものの、非常に変わりやすい天気。雷も・・

予定では剣ヶ峰登頂後、肩の小屋から乗鞍高原まで歩いて下山のコースでしたが、
昨夜来の雨を考え、沢コースや急勾配の下山は危険と考え、
今回は肩の小屋まで登り様子をみる。登れるようだったら登り、その後白雲荘に戻るコースに変更。


08:00 小雨降る中、乗鞍岳剣ヶ峰に向けて出発!
お花畑を抜け、広い車道(一部の車のみ許可)に出てそのまま登っていったのですが、ガスで何も見えず。
100m程手前まで行くとかすかに肩の小屋が見えてきました。

08:45 肩の小屋到着。小屋の方に登山道情報をお聞きし、登山道は問題無いとの事なので、
09:05 剣ヶ峰に向けて出発。 最初は小石交じりのザレ場。足元が不安定。
風はだんだん強くなり、雨も降ったりやんだり。ザレ場から岩場へ。
岩場に差し掛かったころから風が更に強くなり、岩場を経て山頂へ。

20200717乗鞍5-1
20200717乗鞍5-2


09:55 山頂到着。しかし・・・岐阜県側からの吹き飛ばされそうな強風。乳白色の世界。
とりあえず登頂の記念写真を撮って、お賽銭を入れ登頂のお礼と下山の安全を祈願。

20200717乗鞍6


10:05 下山開始。濡れている岩に注意をしながらの下山。
突然それまでのガスが切れて肩の小屋が眼下に見えて来ました。
宇宙線研究所のある摩利支天もくっきりと\(^o^)/
乗鞍に来て初めて景色らしい景色を見た瞬間でした。
それもあっという間の出来事。すぐに乳白色の世界に戻ってしまいました(>_<)


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10:45 肩の小屋到着。結局登りも下りもコースタイム通りの時間で歩くことが出来ました。
風に吹かれ濡れたので、ストーブで暖かい肩の小屋で小休止。登山中すれ違ったのはソロ登山の女性だけでした。

11:15 肩の小屋を出発。あとは歩きやすい車道。雨も降っていたので、傘をさして歩きだしましたが・・・
歩き出した途端、遠くでゴロゴロ、、と思ったらあっという間に頭の上でゴロゴロガシャーンとすごい音(>_<)20200717乗鞍8
おしゃべりもやめ白雲荘に向かって必死で歩き続けました。

11:45 小屋に到着。なんと40分のところ、30分で到着。怖かった(?_?)
到着するまで雷はやむことなく、力強く(?)鳴り続けていました。

13:00 県境からタクシーに乗り、乗鞍高原のゆけむり館へ。
途中、いつもは滝になっていないような場所から水がごうごうと流れ、また道路の端も溢れた水が流れ、
道路上は水の膜が張られた状態になっており道路も危険な状態が続いていました。

ゆけむり館で汗を流し、出てきたときには、なんと!青い空に湧き上がる白い雲、まさに夏の空。
乗鞍岳の山頂も青空にくっきりと、そびえているのが見えました\(^o^)/

これぞ・・・終わり良ければ全て良し(!?) 少し残念な気もしますが・・・・



■下見で確認できたこと■

✤松本から乗鞍高原、乗鞍高原から畳平までの所要時間(想像より時間がかかった)
✤畳平からそれぞれの山や見える景色、距離感。コースタイムと実際にかかる時間
✤お花の咲いている場所、お花の種類

■一番感じたのは・・・
標高ほぼ0mの千葉を朝に出発し、いきなり乗り物で2700mまで登った場合の高山順化についてでした。
同行して頂いたお二人は到着した日夜まで頭が痛いと、高山病の症状が出ていました。
しかし朝にはすっきりしていたとの事。

⇒考えていたプランは、初日は乗鞍高原で散策をし、きれいな宿に泊まり、おいしい食事を頂き、翌日シャトルバスで畳平へ移動し、剣ヶ峰に登頂でしたが・・・

このプランだと、翌日登頂時にも高山病の症状が出てしまう人が多くなるのではないかと感じました。
剣ヶ峰登山が万全の体調で臨むために、下記のプランを考えてみました。

⇒初日から畳平まで登り、畳平周辺の山やお花畑を散策して高度に慣れ、2日目にゆっくりと剣ヶ峰登頂を楽しむ。
下山後、乗鞍高原で温泉に入り、汗を流しさっぱりして終了。

乗鞍岳は高山植物が好きな方には感激して頂けると思います。私たち3人共大感激!
とっても良いところでした。来てみてよかったです。
楽ちんで素晴らしい高山植物のお花畑と眺望を楽しめる。
是非お花の好きな方にご紹介したいと実感しました(^_-)-☆


来年には笑顔で自然やトレッキング、登山を楽しむことが出来るようになるといいですね。
私たちが今出来る感染防止対策・・・しっかり努めましょう(^_-)-☆。


最後までお読み頂きありがとうございました。 ✤~✤✤~△▲~✤✤~✤

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