【YAMA楽ハード ルポ】
南アルプス・荒川三山〜赤石岳縦走
― 雲海と紅葉、長い一日の先に見た絶景 ―
9月26日、静岡駅に集合した私たち一行は、南アルプスの玄関口・椹島ロッジへ。
道中から見上げる山々は秋の気配をまとい、これから始まる縦走の舞台を静かに見せてくれました。
千枚小屋への道
翌27日、いよいよ登山スタート。ブナ林や針葉樹の森を抜け、徐々に高度を上げていきます。
この日は標高差約1,600mを登り、千枚小屋へ。夕方には遠くに富士山を望む穏やかな空。
明日への期待と少しの緊張を胸に、小屋の灯りの中で体を休めました。
長い一日の始まり
9月28日、まだ星の残る午前4時。ヘッドライトを灯し、長い縦走の一日が始まります。
丸山山頂手前で東の空が赤く染まり、雲海の中に頭を出した富士山が姿を現しました。
悪沢岳(東岳)山頂ではその雲海を見下ろしながらの朝食。これ以上ないご褒美の時間です。
その後、荒川中岳・前岳と三山をつなぎ、荒川小屋へ。
ここから標高差約500mを登り返し、赤石岳へ。
登り切った頃には雲が湧き始め、山頂はすっかりガスの中。
それでも参加者の方々と歩き切った達成感は大きく、誰もが静かにその時間を噛みしめていました。
赤石小屋に到着したのは15時過ぎ。行動時間は約11時間。
まさに「YAMA楽ハード」の名にふさわしい長丁場を、全員無事に歩き切りました。
下山、そして秋の彩り
最終日は雨に包まれたスタート。
しかし足元にはしっとりと色づいた紅葉が広がり、霧の中の森は幻想的な美しさ。
疲れの中にも心地よい充実感を感じながら、椹島へと下山しました。
4日間を通して、天候にも恵まれ、雲海、富士山、そして紅葉と、南アルプスの魅力を存分に味わえた今回の山旅。
厳しくも美しい稜線を歩いた仲間たちの笑顔が、何よりの宝物になりました。
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