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レポート

2023年6月5日

6月3日(土)山の講習会基礎編・登山の基礎を学ぶ・第3回目弘法山公園セルフレスキューに行って来ました。

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6月3日(土)山の講習会基礎編・登山の基礎を学ぶ・第3回目弘法山公園セルフレスキューに行って来ました。

こんにちは。スタッフ高橋です。

ヨシキスポーツが主催するセルフレスキューの講習会にサポートスタッフとして参加して来ました。

講師は山岳ガイドのヨシキスポーツスタッフ・吉野時男が担当しました。

小田急線・秦野駅から降りしきる雨の中をレインウェア上下を着て出発し20〜30分歩いた場所にある弘法山公園を目指しました。

到着すると、まず3つのグループに分かれグループ毎に1名ずつ下記の症状のある要救助者役を決めました。

・低体温症の症状のある人

・熱中症の症状のある人

・足が痛くて動けない、出血があり、骨折の疑いがある人

自分達が持っているものを使いそれぞれの要救助者に対し
どの様に対処するのが有効かをグループ毎にディスカッションしグループ毎に対処方法を決定します。講師に「これを使い、こういう対処をします」と報告。

講師は、皆の報告を受け「こうするとより良いです」

「こんな時にはこういう方法もあります」と対処方法のアドバイスをグループ毎にしていました。

次は場所を移動して【搬送】の体験をしていただきました。

ザック有・無、2通りの方法での背負い搬送のやり方を習った後は実際にやってみていただきました。

平らな場所での短い距離でさへも凄く大変という事を実感いただけたかと思います。

背負い搬送の他にザック3つを連結した即席担架の作り方を学びザック担架での搬送も体験していただきました。

ちなみに、搬送された方の感想は「割と安定していて運ばれ心地は悪くなかった」との事でした。

もし、担ぐ人数が4〜6人いれば担ぐ方にも担がれる方にも互いに負担が少なく済むのでザックでの担架の作り方を知っておくといざという時に役立ちますね。

お昼休憩をはさみ、午後からは
【講師のファーストエイドキットの中身の紹介・解説】からスタートしました。
メモをとったり、写真を撮ったり、現役の登山ガイドのファーストエイドキットの中身は、とても参考になったのではないでしょうか。

次に【ツェルトの張り方とペグの打ち方】のレクチャーを受け、それぞれが持って来たものを張る練習をしました。

自分で張ったツェルトの中に入って貰い、外と中でのあたたかさの違いや居住スペースの広さの確認や壁がある事での安心感などを体感していただきました。

ツェルトの張り方や様々な使い方を知っておく事で、ビバークをせざるを得ない追い詰められた状況になった時に、少し心に余裕が持てる様になるのではないでしょうか。また、他にも悪天時の休憩だったり、テントを持たずにツェルトを積極的に使う計画的ビバークにも役立つ知識でした。

その後、やや傾斜のある樹林帯に移動して、総まとめの課題に取り組みました。

1日を通して学んだ全てをつぎこんでのシチュエーション別、こんな季節の、こんな時間に、こんな場所で、こんな事が起きた時、あなたならどう行動する?という問いを2問、講師が提示。

自分ならこういう行動をとるという答えを出すという内容でした。

皆さん、1日を通して知識や技術が格段にアップしていたので
それぞれが自分の体力や技術に合った答えを導き出していました。

素晴らしい!

こういったセルフレスキューの知識や技術は、なかなか普段の山行では出来ない経験ですし、
いざという時に知っているのといないのとでは大きな違いが出るかと思います。

また、今回の講習を通して必要な装備と反対に必要のない装備を改めて見直すきっかけになったのではないかと思います。

大雨からの急激な気温の上昇。

ヒルに血を吸われた方も、運良く免れた方も、参加者の皆さんお疲れ様でした。

【次回のイベントのお知らせ】
山の講習会・基礎編・天狗岳

テント泊の基本を学ぶ

2023年7月22-23日(土日)

オーレン小屋テント場/天狗岳登頂

参加費用¥28,000(講習費・保険代)
募集5名

6月5日現在、定員残1名です
ご参加、お待ちしております!

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