スタッフTOYOです。北海道大雪山大縦走その⑤です!
17日トムラウシ山南沼キャンプ指定地で荒天の為の停滞により、日程的に予定コースは難しくなり、18日トムラウシ温泉に下山する事になりました。とっても大変な一日となりました()
18日は前日の停滞で予定通りのコースは不可能となったのでトムラウシからいったん下山。
その後、車でトムラウシ温泉から吹上温泉白銀荘に移動
18日朝、雨は降っていませんでしたが、外は相変わらずガスで幽玄な雰囲気(笑)
テントから登山道に通じている道には10㎝程の水が溜まっている(>_<)
テント内で出発の準備の為、ザックのパッキングをしている時に、ハッと気が付きました!?
靴も相変わらずビショビショ、ソックスも乾いていない、ザックも乾いていない・・・
ザックの重さは最初の重さに、雨で濡れている重さも加わり13-14㎏に、そしてそこに2日間の携帯トイレの重さがプラスされる事に気が付いたのです。
初めてこの事に気が付いたのです(気が付くのが遅い!ですよね)。
携帯トイレを持った瞬間、重い!!
なんといっても2日分ですからね、3㎏位はありそう(>_<)
ザックの中にはかさばって入らないので、ザックの外側に括り付ける事にしました。
まっ、ザックカバーをするので他の人にはわからないからいいか!!
ザックの重さは16-17㎏になっていました(>_<)
最近こんな重いザックは背負っていない。大丈夫だろうか???
5:30ガスの中、またもやレインウエアを着て出発。
いきなり水たまりに落ち、水が靴の中に侵入
前トム平の岩場のアップダウン。
お天気が良ければ、ここからの景色は抜群との事ですが、
ここでも景色はただ白いだけ。ただただ、ガイドの後ろを歩くのみ(>_<)
ガスで遠くは見えませんが、時折、足元にはお花が姿をみせてくれて、元気づけられました。
コマドリ沢出会い。ここでは一瞬、ガスが消え、沢全体の様子が見渡せましたが、またすぐ白い世界に戻ってしまいました。
今年は雪が少なく、例年の半分もなく逆に歩きにくい状況になっていました。
下から登ってきた方から、登山道にクマがいたから気を付けて!との情報。
数分お話をした後、下山していくと、そこに居たとの痕跡はあったものの、すでにクマの姿は消えていました。
後半になり、平らな道が続きますよ。と大島ガイドの説明。
平坦ですが、例のぬかるんだ道。ここの所の雨で、さらにドロドロは進んだようで、どろんこの中を延々と歩く事になりました(>_<)
どろんこ道を避けて土手の上を歩こうとしたのですが、結局、ザックが重いので、バランスを崩し、振られて、滑って転んでどろんこ道に落とされる。着ていたレインウエアは泥だらけ。
開き直ってもうどうにでもなれ!状態( ;∀;)
どろんこ道と格闘する事、数時間。
まだ着かない、まだ着かない、いつになったらこの道終わるんだろう・・・と思いながら。
何とか、短縮コース分岐に到着。休憩。どろんこ道で集中している緊張感と重いザックを背負った為の体力の消耗で・・・疲れた~ 思わず座り込み、しばらくは動けませんでした。
こんな状況で写真を撮る余裕などあるはずもありません・・・折角北海道に来ているのに(>_<)(>_<)
その後30分程度で、やっと、やっと下山口に到着!!私頑張った♪
それにしてもとっても長く感じた登山道でした。
下山すると、いつの間にかさわやかに晴れていました\(^o^)/
到着後、まずは携帯トイレを回収箱に。そしてドロドロになったレインウエアを脱ぎ、重かったザックからも解放され、緊張感からも解放され、しばし茫然としていました。
準備が終わると、回送されていた車に乗り込み国民宿舎東大雪荘に向かいました。
ここは温泉で6日間の汗を流す為に立ち寄りました。
嬉しい事にそこに汚れたものを洗える水槽があり、泥だらけの靴・ソックス・レインウエア・ザックカバー・ザック等を洗い、干してから温泉入浴。
6日ぶりの温泉はとにかく、よかった~生き返ったって感じでした\(^o^)/
入浴後、19日から登る十勝方面へ更に移動。今日の宿は十勝岳麓にある吹上温泉白銀荘です。
白銀荘は食事の提供はありませんが、食器なども揃った自炊施設や冷蔵庫もあり温泉宿と同じ快適さで、料金はなんと大人1人3100円です。多くの人々で賑わっていました。
久々に、雨にも悩まされず、ふかふかのお布団す。快適な宿でゆっくり休む事が出来ました(^_-)-☆
濡れていたウエアや道具も全て乾かすことができました。写真は白銀荘の㏋より
翌日19日-20日は富良野岳から十勝岳1泊2日のトレッキング。
いよいよ北海道大雪山大縦走も最後となります。最終日は十勝岳です。
富良野岳と十勝岳でびっくりする出会いがありました(^_-)-☆ その⑥に続きます。