初日は桜平から硫黄岳に・・・そして硫黄岳山荘泊
2日目は硫黄岳山荘から横岳・赤岳の縦走。文三郎尾根を行者小屋に下り、南沢を下り美濃戸口へ。
私は3年位前に一度行っているコース。前回は快晴。360℃の展望。
雲海の上の富士山も素晴らしかった。
でも8月に行ったのでコマクサがほとんど終わっていたのですが、今回は7月なので、コマクサ最盛期の大群落が見られるのでは・・・・
密かに思いつつ・・・・そして・・お天気は・・・・
30日
お天気は????でしたが、登山教室の晴天率は90%以上。悪天候の予報でも今までは晴れてきた・・・雨になるなんて全く考えもせずいつものあずさ3号に乗り込みました。
期待は見事に外れ(>_<)(>_<) 桜平から雨。
「今日はみんなが雨具を着れば雨が止むし、脱げば降ってくる・・そんな天気です。」・・と講師の太田先生。
雨の日の北八ヶ岳のオーレン小屋までのスナップです。
左:イチゴが紅い実をつけていました。中左:オトギリソウにいっぱい水滴が・・
右中:ゴゼンタチバナも雨に濡れて活き活きとして 右:コケ類も元気・元気♪
左:苔むした山中 中:水量豊富で沢も多いですね 右:樹林帯にガスがかかり幻想的
雨の日はしっとりとして良いですね。私はこの雰囲気も大好きです♪
八ヶ岳には小屋がいっぱいあります。
昔、八ヶ岳は別名「小屋が岳」って云うんだよ・・・って聞いた事がありますが、納得できますよね。1時間歩くと小屋がある???
夏沢鉱泉そしてオーレン小屋で休憩。
オーレン小屋は昔々、だんなが高校の頃お世話になった山小屋。前回来た時はネパールの旗が飾ってありましたが今日はありませんでした。
相変わらず雨が降ったりやんだりの変わりやすい天気ですが、夏沢峠を過ぎると樹林帯も終わり、岩も出てくる本格的な登山道。遮るものが無くなります。
可愛らしい高山植物達も足元を彩ってくれました。
ダイコンソウ咲く稜線を頑張って登ります。
白い花はウイキョウ?
真っ白にガスが立ち込めた中を頂上目指して・・
ガスっている時はケルンが目印。
心強い指導標です。
山頂ももうすぐです。
硫黄岳の頂上到着♪
乳白色の世界・・・・360℃の展望なのですが・・・
360℃眺望ゼロ!本日は何も見えません(*_*;
硫黄岳から山荘までの道はさながらフラワーロード。本当に小さい高山植物が登山道脇いっぱいにさいていました(^_^)/~
左からイワギキョウ・ツガザクラ(?)・ミヤマコゴメグサ・シャクナゲ・イワツメクサ
咲いていました!
高山植物の女王!!!コマクサ
ピンクから白のグラデーション
気品と清楚な雰囲気が漂っていますね(*^_^*)
良く見ると不思議な形をした花ですね。
一度見たら忘れられない形をしています。
硫黄山荘到着! 受付を終了すると、部屋に案内されるのですが、女性の部屋がありました。
以前は無かったのですが、最近は希望が多いようで、女性専用のお部屋がありました。
「こんばんはスペシャルゲストが来ていますのでお食事が終わっても席を立たないでください」小屋の方からのインフォメーション。
なんと食後にクラッシックライブで1曲聞かせて頂きました。素晴らしい歌声でした。ラッキー!
食事が終わってお部屋に帰った時、いきなり雨音がしてきました・・・
土砂降りのようです。すると・・・ポタポタ・・・雨漏りがしてきました。
急遽移動! 移動が終わったころ雨は小降りに(@_@)
そして・・・4時ごろ・・今度は地震です(@_@)結構強く長く揺れていましたが・・
地震慣れしたのか、誰一人騒いだり、慌てたりする人はいませんでした。
山小屋で地震にあったのは初めてです。
31日
初体験がいろいろあった硫黄岳山荘での一晩も明け・・・・
横岳に向かって出発!少しずつ視界が開けてきました。
左:硫黄岳の広い頂上も見えてきました。右:雲海の向こうに、遠くアルプスの山々もシルエットで浮かんでみえてきました。 今日は良い天気になるかも???
左:この斜面ぜ~んぶコマクサの群生です(^_^メ) 中:コマクサの群生 右:昨夜の雨(?)に濡れたコマクサ
横岳頂上 やはりガスの中・・・ここは硫黄岳と赤岳のほぼ真ん中
八ヶ岳は人気の山・・この天気でもひっきりなしに山ガール山ボーイ達が登ってきます。
横岳を過ぎると更に高山植物が増えてきました。
左からイブキジャコウソウ・ダイコンソウ・ウスユキソウ・ミヤマシオガマ・コケモモ
相変わらずガスで視界が良くありませんが、登山道も岩場が多く出て来るようになり、慎重に通過して行きます。
9時過ぎ展望荘が見えたあたりからとうとう雨が・・・
休憩しようとした時、メンバーの一人が足を負傷。
この時の太田講師の対応はさすがでした。登山教室でのけがは初めてでしたが、とても勉強になりました。以前セルフレスキューで学んだ救急用品は役に立ちました。
地蔵尾根のお地蔵様。尾根を向いてすわっています。
お天気が悪く、負傷者が出た事で、予定を変更し、赤岳は登らず地蔵尾根を降りる事になりました。
参加者全員で負傷した人の荷物を持ち、ゆっくりと下山しました。
その後、行者小屋からは2パーティに分かれ、私と他の参加者で下りる事に。行者小屋出発が13時。あずさ30号千葉行に乗りたいし、温泉にも入りたい。
いつもの登山教室より少し早いペースで歩かないと間に合わない(^_^)/~
皆で頑張って歩きましたね。ほとんど休憩らしい休憩なしで・・・途中雨は土砂降りになっていましたが、皆ペースを落とすことなく美濃戸口まで頑張りました。みんなすごい!
お蔭で、温泉にも入ってサッパリし、あずさ30号にも無事乗る事が出来ました。
この雨の経験・歩きの経験はこの後きっと役に立つと思います。
不安定なお天気+アクシデントの連続でしたが、思い出に残る2日間になりました。
by yoshiki |Category: mobile | コメント (0) | トラックバック (0)